
所用があって家族で神戸まで日帰り旅行してきました。
息子が熱望していた特急やくもと新幹線を乗り継いで神戸に到着。
やくもの4人がけのセミコンパートメント席は、座席を拡げると家族みんなで座ったり寝転んだりしながらゆったりと時間を過ごすことができてとても快適でした。事前にテレビで予習していた息子に座席の拡げ方を教えてもらいました。
小さい子どもがいると長時間の電車移動は敬遠したくなるところですが、そこをとても上手にデザインで解決してくれていて感心しました。
神戸では限られた時間の中で、一箇所だけ建築を見てきました。

神戸市役所市民ロビー/神戸市中央区
市役所内のロビーのインテリア。
おそらく建築には手を加えずに家具だけでロビーをどのように生まれ変わらせるか、というプロジェクトだと思うのですが、さまざまな曲率の楕円形状の台が並べられて、それらが椅子になったりテーブルになったりしています。
直線でなく曲線なので、寄せ集めたときにさまざまな隙間ができて、そこに人の居場所ができるというデザイン。形状はさまざまだけど高さはすべて統一されていて、多様さとまとまりがうまくバランスしているように感じました。
この場にいる人たちが自然に使いこなしている様子がとても良い。
このように少ない手数で鮮やかな、だけどさまざまな使い方を喚起してくれるようなデザインはとても魅力的です。
帰りも新幹線とやくもを乗り継いで移動。
1日中移動ばかりでくたくたに疲れてぐっすり寝るかなと思っていたけど、息子は全く寝てくれることなく終始ハイテンションでした。