.美南の母屋の奥の一室、かつて増築されたと思われる西洋風の部屋に床を張りました。
ここは床が少し緩んでいただけだったので、上に厚板を敷き詰めるだけのごく簡単な工事で床を復活させました。
板材はホームセンターで入手できるローコストなものを使いました。
建具は障子が建っていましたが、和紙が劣化していたので、別の部屋で使われていた葦戸をきれいにしてはめ込んでみました。
建物全体が同一のモジュールで作られているので、別の部屋の建具を持ってきて利用することができます(建物が傾いていたり、建具が狂っていたりで、建具屋さんに微調整してもらうこともありますが。)
このようにして、長い間使われていなかった場所を手入れして、新たな居場所として取り戻していきます。
本当にゆっくり、少しずつですが。
敷地も建物も広大なので、まだまだ手を入れるべき場所がたくさんあります。
その後、この部屋はコワーキングで離れを利用いただいているくらしアトリエさんによって本がレイアウトされ、「山の図書室」が不定期にオープンしています。
小さな部屋ですが、はき出しサッシを開放して裏庭に開く事で、外とつながる縁側のようなスペースになります。