年明けから能登半島の地震のニュースに胸が痛みます。昼間みんなが起きている時間帯だったにも関わらず家屋の倒壊から逃げ遅れた方が大勢おられること… 被害の全容は未だ分かりませんが建築士としての責任の重さも感じる日々。今進行中のプロジェクトの一つ一つに改めて想いを馳せることと、被災地にいち早く必要な救助の手が届くことを祈るばかりです。
熊本地震の時もそうでしたが直下型の震度7の揺れが来た時、美南のような伝統構法の建築をどのように考えるべきか。また昭和56年、平成12年以前の木造住宅のそれぞれの改修方針、もちろんこれからの新築の耐震も…
内藤廣さんが東日本大震災の後の講演会で、建築は結局は「人を守るもの」なんでしょうね、と仰ったことをいつも思い出します。大きな梁の下で悶々と考える年始です。