はなれ一次改修工事


できる限り自分たちで施工しながら、できない部分はプロに施工していただきながら、はなれの一次改修工事を終えました。

主に床を張り替えるだけなので、図面に描くとほんのわずかな工事のように思っていましたが、実際に自分の手を動かしてつくるとその大変さが身に染みました。
連日の肉体労働で、普段デスクワークに慣れ切った身体は悲鳴を上げて、筋肉痛で全身バキバキ、満身創痍でなんとか作り上げたという感じです。

大工さんや左官さんの仕事を見ていると、無駄なく水平・垂直を作り出す技術がすばらしく、実際に目に見えるかたちの背景となる技術が大切であることがよくわかりました。
直線なんてほとんど存在しない自然界の中に、人間が幾何学的に空間を構築することの尊さを感じました。

さて、何はともあれ、敷地の奥で何十年と使われていなかった建物が復活しました。
敷地の奥に人気のない場所が残っていることがずっと気になっていましたが、これで、常に敷地全体に人気のある状態が作り出せそうです。

今後も、ピンポイントで有効なつぼを押すように、最小限の手数で、最大限敷地全体が良くなっていく方法を考えていこうと思っています。